はじめに
皆様はパソコンの OS のバックアップはどのアプリを使用していますでしょうか。
自分は以下を使用しております。
Acronis TrueImage
[ Amazon ]
現在のバージョンの最新は 2017 ですが
そろそろ 2018 のバージョンが出ますね。
それは置いておいて
たまに、ひょんな事で操作が 待機中 で止まる事があり
しばらく待っていても何も変化がない場合があります。
という訳で今回は実行・起動しているタスクを停止して
正常動作させようです。
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症状
はじめに症状です。以下のような場合は Acronis TrueImage のタスクが
複数実行していてどん詰まりになっているかも。
設定して バックアップ ボタンをクリックしたら 待機中 で止まる。
しばらく待っていてもずっと待機中。
※バックアップが進まない
同じく 復元 ( リカバリー ) をしようとしても
待機中 になりにっちもさっちもいかない。
※リカバリー、復元が進まない
パソコンを再起動して Acronis TrueImage を起動させると
1回のみバックアップ、リカバリーが可能。
バックアップ・リカバリーをキャンセルして
もう一度バックアップ・リカバリーをしようとしたら 待機中。
この症状であれば実行しているタスクが
重複していて先に実行しているタスクが終わらないので
自分でやろうとした事が後回しになり
タスクの待機待ちになっているようです。
ですので以下で解決すると思います。
多分。
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下準備
それでは、解決する方法ですがAcronis スケジューラマネージャ ( schedmgr.exe ) が
必要なので取りに行きます。
Acronis スケジューラマネージャ
ダウンロードしますをクリック。
入手したら適当なフォルダに保管します。
これにて下準備は終わりです。
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タスクを止める
それでは schedmgr.exe を使用してタスクを止めます。止めさえれば 待機中 が出なくなりますが
必ず起動している Acronis TrueImage の画面を閉じてください。
起動していると余計なエラーが増えるだけかもです。
schedmgr.exe はコマンドプロンプトで実行します。
スタート → cmd と入力してリターン。
黒い画面に1行ずつ自分の環境に書き換えて
貼り付けてリターンで実行
schedmgr.exe の置く位置はわかりやすいように
c:\ とします。
"c:\schedmgr" task zap
"c:\schedmgr" get list
この2行を上から実行します。
上から説明すると
以下でタスクのリストを全部消します。
schedmgr task zap
以下で起動しているタスク名を取得します。
schedmgr get list
上を実行して 'schedmgr' は内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして
認識されていません。
と出る場合は schedmgr.exe が呼び出せていないという状態です。
先頭の c:\ という所が、
schedmgr.exe の置いた場所になっていないエラーです。
ちなみに "" で囲ってあるのは スペース がドライブに
入っている場合の対策で
c:\ 直下に置くのであれば、あってもなくてもいいです。
どうしても上手くいかないという場合には
C:\Windows に schedmgr.exe を置けば
schedmgr の前に何もつけずに
schedmgr task zap とかで呼び出せます。
これで終了かと思いきや
一番最後を実行すると数値が残っていませんか?
まだタスクが残っているという状態です。
2番目の命令で
タスクを全消ししたんじゃないのかー、というお話ですが
削除するのはあくまで待機しているタスクを、らしく
動作中のタスクは消えないという。
という訳で動作中のタスクを止めます。
以下の2つのアプリを止めるとタスクも止まります。
TrueImageHomeService.exe
TrueImageHomeNotify.exe
止めたら再び以下を実行します。
"c:\schedmgr" task zap
これで完全にタスクがなくなったはずです。
バックアップ、復元が待機中にならないよ。
上の方法でもすぐにバックアップが開始しない、
タスクもないのに始まらない場合
以下をご確認ください。
TrueImage.exe が複数起動していないか
※バックアップを実行して停止して
すぐにアプリを終了すると
裏で動いていたりします → 全部強制終了してください
バックアップを実行してから最長3分ぐらい待つ。
※とあるパソコンでは2分ぐらいじっと沈黙した後動き出しました
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バッチファイルで一気に操作する
さて、操作は以上なのですがはっきり言って 面倒 です。
バッチファイルでも作って実行するだけでやりたい。
な人は以下をどうぞ。
ちなみに実行して起きたどのような損害・被害は
責任を取りませんので自己責任にてご使用下さい。
実行環境 ( 動作確認 )
Windows 10 Fall Creators Update PRO 32bit
Acronis_task_del_171020_rev3.bat
MD5:044F1F10A30DB9F455D492ABA6A499F3
※今まで公開していた rev2 は
Windows 10 Fall Creators Update で
アプリの終了が出来なくなっていたので
改良版 rev3 です。
使用方法は上に紹介した以下が必要です。
schedmgr.exe
上でダウンロードした .bat を
同じフォルダに入れて
Acronis_task_del_171020_rev3.bat を実行して下さい。
番号、1か2で指定の動作をします
ちなみに、OS の種類や TrueImage のバージョン、
32/64bit の相違により
[ 1 ] の Acronis TrueImage の起動するファイルが
まちまちだと思うので記載しておりません。
rem [ 以下に Acronis TrueImage の実行ファイルファイルを記載 ] の箇所を
任意に書き換えて下さい。
※デフォルトでは Cドライブが開くようになってます
いきなり確認もなくフォルダが開きますが仕様です
ちなみに、バッチファイルの書式は独学ですので
プロからみるとなんだこの書き方は、みたいだと思うので
ご了承下さい。
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Macrium Reflect もおすすめ
この記事を読んでバックアップ・復元をするだけなのに何でこんな面倒なことをしなくては、しかも有料で。
と思った方がいるかもしれません。
そういう方に、
Macrium Reflect というバックアップアプリがあります。
自分はこちらに乗り換えました。
下のリンクで説明あり。
Macrium Reflect Free Edition のダウンロードと使い方
k本的に無料ソフト・フリーソフト
飛んだ方はお分かりの通り英語ですが
日本語化が可能です。
以下は日本語化方法。
Macrium Reflect 日本語化/
日本語レスキューメディア作成/ブートメニュー追加
こちらは無料版でも難しい設定無しで
スムーズにバックアップ/復元が可能です。
この記事のようにバックアップが
止まって設定をしなくては、ということもないです。
パソコンが起動しなくなっても
CD/DVD/USBメモリから起動して復元が可能。
動作も軽快です。
有料の Home では変更したファイルのみを
復元 ( リカバリー ) する機能があり時短です。
欠点としましては OS 全体をバックアップする場合は
フォルダ・ファイルの除外設定がない
( Home までの ver ではなかった、それ以上ならあるかも? )
日本語化を公開されている作者様が
新バージョンに対応しなければ英語のみ。
( Free , Home のみ )
これだけですね。
ただ、日本語化は操作を覚えてしまえば
そんなに?苦労はしないと思いますが。
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とまあ、こんな感じで自分の環境では
タスクが正常化しました。
(´-`).。oO(…皆様のタスクも正常化するように。)
以上。
※2017年10月08日 バッチファイル箇所を修正しました rev2
※2017年10月20日 バッチファイル箇所を修正しました rev3
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関連リンク
・Macrium Reflect 日本語化/日本語レスキューメディア作成/ブートメニュー追加
・パソコンを快適な状態に保つ方法
OSのみをバックアップし作業内容をメモ。
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