はじめに
皆様は Windows を使用していてOS を頻繁に復元する方でしょうか?
私は決めた期間 ( 1ヶ月 ) 程度で
復元 ( リカバリー ) しております。
使用しているバックアップソフトは
Macrium Reflect を使用しております。
Macrium Reflect 日本語化/
日本語レスキューメディア作成/ブートメニュー追加
パソコンを快適な状態に保つ方法
OSのみをバックアップし作業内容をメモ。
それで、OS を復元すると
スタートアップに登録していたアプリを
変更したい場合、書き換えなければならず
面倒ではありませんか?
この記事では、復元の度に書き換えなくても
よくなる方法のメモです。
【 目次へ戻る 】
スタートアップとは
スタートアップとは、簡単に言えばWindows を起動して終わるぐらいに
登録していたアプリを自動で起動するよ、という物。
例えば Windows 起動直後にメモ帳を開きたいと
思った場合はメモ帳のショートカットを
スタートアップに入れておけばいいのです。
スタートアップの場所は
Winキー+Rキー を同事押しして出たウィンドウに
またはエクスプローラーでフォルダを開き
アドレス部分に
shell:startup
または
shell:common startup
を入力して Enterキー、で飛びます。
上は現在起動しているユーザーのみ
下は全ユーザーのスタートアップです。
よくわからない場合は、上で大丈夫。
【 目次へ戻る 】
スタートアップにバッチのショートカットを置く
それではスタートアップにバッチファイルを置きます。メモ帳を開いて以下を書き ( コピーして貼り付け ) ます。
( 点線はいらないです )
詳しい行の説明は次の項目にて説明します。
------------------
echo off
cls
echo.
echo メモ帳を開く
start "" "c:\windows\notepad.exe"
echo.
TIMEOUT /T 3
rem 一番最後に exit
exit
------------------
書いたら 名前を付けて保存 を選択し
図のようにして保存します。
1. ファイル名は任意で、最後尾に .bat と入れます。
bat の前の点はキーボードの 「る」 です。
2. ファイルの種類を 「 すべてのファイル 」 で保存します。
OS を起動してこのファイルがメモ帳で開く、という場合は
1. と 2. の設定が失敗しているため
( 拡張子が .txt になっている、バッチファイルになっていない )
3. 保存します。
保存したら、OS の入っているドライブ以外
通常であれば C: ドライブ以外に置きます。
置く場所は、後々編集するので
自分でわかりやすい場所に置くのがおすすめ。
ランチャーを使用していれば
ランチャーで編集できるようにしておくと楽。
置いたら右クリックしてショートカットを作成して
そのショートカットを スタートアップに保存します。
【 目次へ戻る 】
バッチファイルの説明
上の謎文字の説明です。わかりやすく書きますので
本来の意味とは違う箇所もあります。
echo off
表示文字を見やすく、みたいな
cls
画面を消去して以下を見やすく
echo メモ帳を開く
画面に表示する文字
start "" "c:\windows\notepad.exe"
一番後ろの "" で囲っている部分に
実行ファイルを入れるとそれを起動。
上の例ではメモ帳を開く
start /MIN "" "c:\windows\notepad.exe"
前の部分に /MIN を入れると最小化で起動します
トレイアイコンに自動で収納されるアプリなどは
こちらを使用するとデスクトップに表示されません。
echo.
最後尾に . を打つと、空白と言いますか一列空くので見やすい
TIMEOUT /T 3
3秒待機します、アプリを連続で起動せず
パソコンの負荷を軽減させます
rem 一番最後に exit
rem は説明を書きたい時、echo と違うのは実行時画面には出ない
exit
バッチファイル ( 今作成したファイル ) を終了させる
特になくてもかまわないがあった方がよい
【 目次へ戻る 】
何故便利なのか
上でやっている事の説明です。OS が起動した場合に
ついでに起動したいファイルがありますが
そういう場合は通常スタートアップにショートカットを書きます。
それをこの記事では
今作成したバッチファイルのショートカットのみを置きます。
置くと OS 起動時にバッチファイルを実行します。
バッチファイルという物は
今回の例であれば、好きなアプリを起動する命令を
書いたのでそのアプリが起動します。
普通であれば
Win起動 → スタートアップに登録してあるアプリが起動
この流れですが、上の事をやると
Win起動 → スタートアップに登録してあるバッチファイルを起動 →
バッチファイルが各アプリを起動
ワンアクション増える訳ですね。
で何故面倒な事をするかというと
冒頭にも書きましたとおり
OS を復元 ( リカバリー ) すると
スタートアップもバックアップした時点の
状態に戻るのです。
例えば以下でバックアップしていた場合で
Win起動時に自動で以下を起動するとしまして
c:\
notepad.exe
アナタが D:\ も起動したいという場合は
復元するたびにスタートアップに
D:\ を追加しなくてはならない。
そこで、上のバッチファイルを書いておくと
バッチファイルの内容を読む訳です。
復元 ( リカバリー ) という物は
通常、OS の入っている部分だけを書き戻すので
それ以外の箇所に書いておけば
書いた設定が元に戻らず、そのまま使えると。
-----
とまあ、こんな感じで
私が使用している設定方法でした。
この方法ですと
最初は面倒ですが OS の復元した場合には便利です。
また、様子見でアプリを起動したくない
という場合には
rem start "" "c:\windows\notepad.exe"
先頭に rem を入れれば、その行は無効になります。
地味な利点であれば
TIMEOUT で数秒程度間隔を開けるので
連続でアプリを起動するよりかは
パソコンが重くなりにくいでしょうか。
以上。
おすすめリンク
・Amazon / 楽天市場 / Yahoo! でお買い物をする。関連リンク
・Macrium Reflect 日本語化/日本語レスキューメディア作成/ブートメニュー追加
・パソコンを快適な状態に保つ方法
OSのみをバックアップし作業内容をメモ。
この記事へのコメント