設定して起動はするけど、再起動すると起動しないという話があります。
以下の記事で設定をしても同じ事が起こる可能性があり
ご留意いただきますようお願い致します。
【 目次 】
はじめにVirtualBoxのポータブル版を入手
インストール後 VirtualBoxの起動前に
BIOSを設定しよう
設定の確認
設定フォルダの指定
設定は以上です
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はじめに
皆様は 仮想マシン ( 仮想化 ) という物はご存じでしょうか。知っている人は知っている、
知らない人は全く知らない。
簡単に書きますと
Windows10 が起動しているとします。
その Win10 上で もう1つの OS 、例えば
Win7 を起動する。
こんなのを仮想化いいます。
利点は色々ありますが
例えば Win10 しかないのに
Win7 しか動作しないアプリがある。
この場合は仮想化した Win7 を起動してアプリを動作。
メールに添付されたアプリを開きたいのだが
ウイルスに感染すると困る。
この場合も仮想化した OS でアプリを開いて
ウイルスだったりしても感染するのは
仮想化した OS だけです。
仮想化のデータを消して
バックアップしているのを書き戻せばはい、
元通りって事です。
少し長くなりましたが
この手のアプリで有名なのは VMware ですね。
しかし自分はこのアプリ、嫌いです。
何故ってポータブル版がないから。
ポータブル版、大好きっ子であります。
※ポータブル版とはレジストリ等を使用しないで
データをどこにでも移動でき ( USBメモリ等 )
設定した状態で起動するという物です
類似のアプリで VirtualBox というアプリがあります。
こちらはポータブル版が使用できるので
お気に入りです。
ここでは、VirtualBox のポータブル入手方法と
起動までに起きるエラーの回避方法のメモです。
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VirtualBoxのポータブル版を入手
それでは VirtualBox の ポータブル版を入手します。以下のサイトに飛びまして
PortableAppZ:
VirtualBox 5.2.16-123759 x86-amd64 Multilingual
Download Portable VirtualBox Online
という箇所をクリック。
これがダウンローダの実行ファイルです。
実行すると以下を入力する場面になります。
Enter Version Number:
Enter Extension Pack Version Number:
取得するバージョンを入れてねという状態。
上のリンクのページで以下があるはずですので
In first screen enter (twice if Extension Pack needed):
5.2.16-123759 or 5.1.30-118389
5.2.16-123759 がバージョンです。
もしくは以下に飛び
Oracle VM VirtualBox - Downloads
Oracle Technology Network | Oracle
下部にあるリンクを取得すると↓
Windows Windows Installer
https://download.virtualbox.org/virtualbox/5.2.16/VirtualBox-5.2.16-123759-Win.exe
となっているのでバージョンは同じく
5.2.16-123759 です。
上下共に貼り付けたら次へ
以下が出るはずです、入れる物の選択ですね。
VirtualBox Portable x86
VirtualBox Portable amd64
VirtualBox Extension Pack Portable
Language
VirtualBox Portable amd64 は
64bit 環境で使うか、お好きに
VirtualBox Extension Pack Portable は入れてください。
拡張機能のような物であった方が便利
Language は Japanese にチェックが入っていればよし
最後にインストール先です。
これはどこでも OK。
インストールした後にどこへでも移動可能です
設定した後にこのフォルダを圧縮保存しておき
変な設定をしてしまったとき、書き戻せば元通り。
ダウンロードが始まり終わったらインストール終了。
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インストール後 VirtualBoxの起動前に
VirtualBox のインストールが終わりすぐ起動したい衝動になるのはわかりますが
以下を実行してからをおすすめします。
インストーラー最後の画面で
VirtualBox Portableを実行 のチェックを外してください。
ちなみに、VirtualBox を起動してしまったよ。
という場合はパソコンを再起動すればいいだけですので
ご心配なきように。
VirtualBox を使用する場合
VBoxDrv.sys というドライバを入れるのですが
VirtualBox を起動してしまうと
入らない場合があります。
※入らない場合はパソコンを再起動
入れ方です。
32bit
\VirtualBoxPortable\App\VirtualBox_x86\drivers\vboxdrv
64bit
\VirtualBoxPortable\App\VirtualBox_amd64\drivers\vboxdrv
VBoxDrv.inf があるので
右クリック、インストールしてください。
入らないと表示が出なければ成功です。
インストールをしたら Windows を再起動。
( VBoxDrv.sys を読み込ませる )
この VBoxDrv.sys が入っていないと出るエラーは以下。
VirtualBox - Error In supR3HardenedWinReSpawn
NtCreateFile(\Device\VBoxDrvStub)
failed: 0xc000000e STATUS_NO_SUCH_DEVICE (160 retries) (rc=-101)
what: 3
VERR_OPEN_FAILED (-101) - File/Device open failed.
Driver is probably stuck stopping/starting. Try 'sc.exe query vboxdrv'
to get more information about its state. Rebooting may actually help.
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BIOSを設定しよう
上の設定が終わり、VirtualBox を起動したら起動しないなんて事もあります。
仮想化支援機能 (VT-x/AMD-V) が有効になっていないと
駄目なんですね。
ちなみに仮想化支援機能ってなんじゃらホイ
という感じですがなんとなく意味は想像できますが
自分は知らないです。
とりあえず設定方法
BIOSを以下の通り設定。
※Windows起動時に BIOS とか F2 等が一瞬出ます
F2 なら その文字が出ている間に
F2キーを連打していると BIOS 画面に入れます
この画面は下手に弄るとパソコンが起動しなくなります
Intel(R) Virtualization Technology: Enabled
Intel(R) VT-d Feature: Enabled
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設定の確認
上でダウンロードしたVirtualBox Extension Pack Portable が
きちんと入っているか確認します。
便利機能を使用しようとして
設定しても使用できない → Extension が入ってなかった
という地獄のような状況を作り出さないためです。
ファイル → 環境設定 → 拡張機能
Oracle VM VirtualBox Extension Pack, バージョン: 5.2.16r123759, 有効
となっていれば入っております。
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設定フォルダの指定
作成した新規仮想の置き場所などを置くフォルダを変更しておきます。
ファイル → 環境設定 → 一般
デフォルトの仮想マシンフォルダー を変更。
わかりやすいように
VirtualBoxPortable.exe と同じフォルダに
Setting 等のフォルダを作り指定しておきます。
VirtualBoxPortable.exe の入っているフォルダ全部を
他の設定後に圧縮バックアップしておき
設定がおかしくなったら
同じフォルダに書き戻せば元通りです。
こういう時、レジストリやデータが
あちこちに散らばっていないポータブル版は最高と感じる瞬間です。
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設定は以上です
これで設定は終了です。VirtualBox を起動して 新規 というアイコンを
クリックして OS の入れる箇所を作成。
作成した箇所に OS をインストールして
使えるようになります。
これは、他のサイト様に記載してありますので
Google 検索すれば出ます。
わかりやすいサイトであれば以下とか、画像あり
Linux の例ですが
Windows の DVD/ISO を入れればほぼ同じです。
VirtualBox ゲストOSのインストール
プログラマの歩き方
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とまあ、こんな感じで
VirtualBox ポータブル化の入手方法と
インストール、起動しない場合の設定、そのほかでした。
普通にパソコンをしていると仮想環境なんて、
と思うかもしれませんが
別にウイルスが入ってそうな
添付ファイルを開くとかでなくても
試しに体験版を入れるとかでも役に立ちますよ。
※メインのパソコンを汚したくない
以上。
おすすめリンク
・Amazon / 楽天市場 / Yahoo! でお買い物をする。関連リンク
・PortableAppZ:VirtualBox 5.2.16-123759 x86-amd64 Multilingual
・Oracle VM VirtualBox - Downloads
Oracle Technology Network | Oracle
・VirtualBox スクロールバーが表示されデスクトップ全体が見えない
この記事へのコメント
エラーメッセージの内容からVBoxDrvに問題があるようで一度抜いてからもう一度同じ手順で入れる必要があります。
でも次の起動でまたエラーになるの繰りかえしです。
使い物になりません。
気ままな管理人
私のパソコンでも起動エラーになる事がありました。
長期間使える事もあれば、すぐ使えなくなる事もあり
原因も特定が出来ず
各パソコンでの固有問題かと思っております。
ですので名無し様が使えないのはとても残念な事ではありますが
使用方法は公開しております。
どこかで改善する方法があればいいのですけれど。
難しいもので。
ポータブル版は使用する時には
各設定ファイルを登録して起動、
終了時にはその設定を削除しているらしいので
この動作が不安定なのかもしれないです。
今思い出しましたが
VirtualBox のポータブル版ではない方をいれていると
上の理由でバッティングするという話があった模様です。
ただこの記事を書いた時点では
通常版の VirtualBox を入れていなかったので
関係はあまりないかなと思っております。